アンチエイジングと日焼け止め
紫外線は、シミ、皺、たるみ等お肌の悩みの原因になります。アンチエイジングの為には紫外線対策は当たり前のことなんですが、一昔前では日焼け止めは肌を紫外線から守ってくれても、肌に悪影響があったって知ってますか?
まあ今では解決されつつあるので安心できそうですが、知らずに使っているものってたくさんありそうです。気を抜いてはいけませんね。
アンチエイジングの紫外線対策と日焼け止め
アンチエイジングの為に毎日使う化粧品には気を付けても、日焼け止めから受けるダメージを考えたことがありますか?
そう、日焼け止めそのものが、体にダメージのあるものがあるので、紫外線シャットアウト、使い心地、美肌効果を兼ねたダメージなく紫外線対策のできる商品選びをしましょう。
毎日使うものなので、しっかり選んで下さいね。
日焼け止めで損をする?
- 最近の紫外線対策はSPF重視ではありません。
紫外線にはUV「A」「B」「C」という3種類があり、この3種類の違いは波長の長さです。中でもUVAが最も波長が長いのです。SPFはUVBをブロックする値、PAはUVAをブロックする値です。
波長の長さで肌への影響はどう違うのでしょう?
SPFとPA、2種類のブロック値の意味
- 波長の短いUVBをブロックする値SPF
紫外線はオゾン層に遮られ、地表に届くものは限られていますが、問題なのはUVBです。波長の短い紫外線ほど有害性が高く、UVAより波長の短いUVBは、皮膚がん、シミなどの原因になります。UVBはオゾン層の破壊で地表に届く量が多くなっているのです。
- 波長の長いUVAをブロックする値PA
UVBより刺激は弱いけれども、UVAは波長が長いために屋内にまで届きます。地上に届くのはUVAが75%を占めているので、屋内で過ごす時間が長い人に とっては、肌に影響があるのはUVAの方かもしれません。
UVAは波長が長いので肌の奥まで届きやすく、真皮のダメージにより、シミ、シワ、タルミなどの 原因になります。
UVAは、UVBの様なダメージ症状(赤くなる)が出にくく、ダメージに気づきにくいのでやっかいかも知れません。
SPFとPA最適値の基準
日常生活での紫外線対策では、現在UVAによる影響の方が重要視されるようになっています。SPF値が高い日焼け止めには、肌への悪影響がある成分が含まれているものが多いのですが、SPF値、PA値はどの程度が最適でしょう。
- SPF値の考え方
SPFとは防御できる時間の長さを表します。日焼け止めを塗って紫外線を浴び始めてから、肌が影響を受けるまでの時間の長さです。肌への影響の基準は、 UVBが肌を赤くしたり腫れさせたりする状態です。SPF値1あたり、ダメージを20分防御出来ます。SPF30の場合、30×20分=600分、つまり 10時間防御出来ると言う事です。SPF20で8時間以上なので、普段の日中のUVB対策にはSPF20でも十分です。
ただし日焼け止めは汗などで落ちてしまいますので、こまめな塗りなおしが、紫外線防御に効果的です。
- PA値の考え方
PAはProtection Grade of UV-Aの略で、PA値を表す「+」はGrade、どれぐらい防御するかのレベルを表しています。「+」が1~4段階で、SPF値と同様、「+」の数が多いほどUVAが肌に影響を起こすまでの時間を延ばします。
PA++で「防御効果がかなりある」のレベルです。屋内中心の生活、日常生活、通勤などにおいては「++」のレベルで十分です。
まとめ
- 波長の短い有害なUVBをブロックする値SPFは、防御時間を表します。1が20分なので、SPF20で7時間弱防御できるので、普段はこれで十分です。
- PAは、波長が長く屋内に届くので、屋内生活中心の人は気づかずにいることが多いので、最近はPAに注目が集まっており、「++」で十分です。