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サプリメントの副作用や健康被害について


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サプリメントは薬ではなく食品という位置づけですから、副作用という言葉を使うのはおかしいという意見がありますが、薬理作用があるのですから副作用という言葉を使うのは間違いではありません。サプリメントの被害については、これまでも被害報告が寄せられています。

これはサプリメントが危険だというのでなく、摂取する人の体調や病状により問題が生じることがあるということです。有益な薬であっても、人によっては有害になる薬はいくらでもあるのと同様です。ただ、サプリメントは薬と同程度の厳しい管理システムで作っているものもありますが、ずさんなものもあるのが現実なので購入時には配慮する必要はあります。

厚生労働省は平成18年2月にアガリクスの1製品の販売停止、回収を指示しました。また、アガリクスが原因による肝障害はウコンに次いで多いといわれ、厚生労働省は因果関係は特定できないとしていますが、劇症肝炎による死亡例も報告されています。

これは、アガリクスそのものに害があることが証明されたのではなく、2製品は販売してはいけないと厚生労働省が判断をしたのですが、このアガリクスの2商品の販売停止により、実際にはアガリクスはほとんど売れなくなってしまったようです。

被害例が肝臓がんを患っていたという例もあるようです。しかし、たくさん食べすぎたり、通常とは明らかに違う栽培方法のものだったり、摂食の仕方の詳細な分析はありません。西洋医療の限界から藁をもすがる思いで「アガリクス」を摂食していた方は、自分の食べているアガリクスが続けてよいものかの判断もできない情報でした。

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アガリクスやプロポリスに問題はない

アガリクスに問題があるのではなく、怪しげな材料や怪しげな製法で作られていないこと、体のコンディションに合った摂取の仕方でないことに問題があるのです。

プロポリスの場合には、トラブルの多くは皮膚炎で、わずかですがアレルギーの例もあります。良心的な業者はアレルギーのある人への注意を喚起しています。また胎児への影響がわかっていない以上、妊娠中の摂取は控えるように注意書きがもあります。

怪しげな国のサプリは飲まないことです

サプリメントは○国で作られた粗悪なものから、非常に有用なものまであるので、見分けることが大事だと思います。確実に言えるのは安物はやめた方が無難だということです。健康を安く買えると思ってはいけません。安いものを気軽に買うという心理を利用した商売なのです。

ただの食品とは違い薬理作用のあるものがサプリメントですから、やはりむやみに大量に摂取するべきではありません。薬ではないので薬理効果についても動物実験の段階で確認されただけであったり、伝承で効果が伝えられているレベルであると言えます。

サプリメントの合う合わないはある

ただの食品でも人によっては合わないものがあるように、サプリメントにおいてはもっとそう言えるでしょう。自分にとってどういうサプリメントが合うのか合わないのか、それを見つけることが大事です。

あるブログ記事をそのまま引用します。この方は癌患者で、アガリクスを愛用されています。2008年2月の「アガリクス摂取で発ガン促進!」報道に疑義を述べられています。
アガリクスに発がん性物質があるかのような誤解を受けかねない報道、アガリクスが発癌のメカニズムのどこに作用するのかも判明しておらず、まるですべてのアガリクスが問題であるかのような報道のおかしさを指摘されています。

タバコは公然として公が売ってきた健康被害をもたらす毒物です。含まれるニコチンや600種類もの添加物の害の詳細を研究して告発もすることなく、一方で癌患者の唯一の拠り所であったアガリクス叩きをした理由が不明だという意見には同感できます。

「アガリクス摂取で発ガン促進!」報道についての疑問

「アガリクス摂取で発ガン促進!」報道について
昨日,厚生労働省から健康食品「アガリクス」の一部製品に発がんを促進する作用が認められたとして,該当商品の販売停止と自主回収を要請し,同時に食品安全委員会に販売停止の可否を諮問した,との報道が流れました。
発ガン促進作用が認められたとされているのは,キリンウェルフーズの「細胞壁破砕アガリクス顆粒」。厚労省はほかの2社のも現在試験実施中であり,結果が出次第順次公表するとしています。試験中の2社製品とは,

①仙生露顆粒ゴールド(販売者:㈱サンドリー)
②アガリクスK2ABPC 顆粒(販売者:㈱サンヘルス)

となっています。

アガリクスと言えば,言わずと知れた「ガンの予防効果がある,ガンに効く」との効能があるといわれている健康食品。
ガンを患う私も愛用しております。これら3社の製品ではありませんが...。

私は別に「アガリクス信奉者」でもありませんし,自分が使っているからといって周りの方々に推奨するつもりもありません。
しかし,自身のサイトでサプリメントについての情報を少なからず提供している者として,この問題にはひと言コメントをいたしたいと思います。

報道発表のされ方について

まず,発ガンのメカニズムのどの部分に作用が認められたのかの説明が不十分。
私が見る限りのネットの記事,新聞では「発ガンを促進する作用が認められた」とあります。これは,該当商品のアガリクスが「発ガン物質」と認められたわけではありません。「発ガン物質」に作用して発ガンを促進させる作用が認められたというものです。案の定,いろいろなブログや掲示板で,”アガリクスに発ガン物質が含まれていた”などの不正確な書き込みがあふれています。
ガン発生のメカニズムには二段階あるといわれています。最初にガンを発生させるイニシエーターという要因と,発生したガンを大きくするプロモーターという要因の二段階。今回指摘された当該商品の作用は,後者のプロモーターの作用です。

次に,試験がどのような方法で行なわれ,どのような結果をもってこのような結論となったのか,検証できる情報を一切流していない。
一応,厚生労働省のHP http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/h0213-3.htmlで詳細は公表されています。
試験はラット(ネズミ)を用いた毒性試験で,発ガン物質を投与したラットに該当商品を投与した結果,当該商品を投与した群で腫瘍性の病変の増加が認められたというものです。
つまりは,アガリクスのどの成分が発ガン促進物質として作用しているかは,不明なのです。そのため,該当商品以外のアガリクス製品がすべて発ガン促進作用があることを証明しているわけではありません。
そもそも,ラットによる毒性試験結果をそのままダイレクトに人間への影響とイコールとなるかのように報道することは,誤解と混乱を招きます。ここのところの気遣いが,報道の内容にはあまり見受けられませんね。

そもそも,「発ガンを促進する作用を起こす物質」はプロモーターと呼ばれ,さまざまな一般食品でその作用が確認されています。有名なところでは,脂肪分が乳がんのプロモーターとされていますし,胃がんのプロモーターは塩分とされています。「発ガンを促進させる作用」だけを理由に食品安全委員会が販売停止を答申したこと自体が異例なのです。

アガリクスといえば,ガン患者の多くが使用している健康食品です。ガン予防や再発予防のために飲んでいる方もたくさんおられるとは思いますが,有効な治療法がなく,アガリクスに一縷の望みを託している方々も多くいるはずです。代替医療としてアガリクスを使う医療機関も少なからず存在します。

ガンという病気の恐ろしさとアガリクスの需要の大きさを考えれば,このアガリクス問題はもっと慎重なデリケートな報道が必要なのではないでしょうか?また,情報をより詳細に公表すべきで,トピック的に混乱を扇動するような表現での報道にも慎重であるべきです。

以前あったような,まがい物の商品や,ガン患者の弱みに付け込んだ悪徳商品・悪徳業者は淘汰されるべきだと,私も思います。
しかし,健康食品はその害がよくわかっていないのと同じくらい,その有用性も分かっていないのが現状です。
アガリクスについても,その効能は”人間に効くかどうかは科学的に確認されていない”とよく言われますが,今回の毒性試験と同様,マウスを使った実験で,腫瘍増殖の抑制効果は確認されているのです(国立健康・栄養研究所HPのアガリクスの項目からログインして情報が見られます)
引用)がんばれ体

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