免疫力アップに効果的なサプリとは?
最初に書いておきたい事があります。それはサプリメントは病気を治すために摂取するものではなく、病気以前の未病の状態に対応するもの、基本的にはまず食生活を見直すことが大前提です。その結果食事を見直しても不足する栄養を補うための補助食品という位置づけです。食事を見直すことなくサプリメントだけに頼るのでは本末転倒といえます。
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アレルギーは何が原因
花粉症というアレルギーは辛いし、風邪も引きやすい。いつも体がだるくてやる気が起きない。そういう人は少なくないようです。多くの人がストレスの影響に翻弄され、免疫力を低下させています。その結果としてアレルギーや癌の病気になってしまったり、はっきりとした病気で無くても慢性的な疲れが辛い人は沢山います。
多くの場合免疫力の低下が原因です。
免疫力とは、ウイルスなどの体外から侵入した敵から、自分の身を守るシステムのことです。さらに、極度のストレスや睡眠不足、肉体疲労や栄養の偏りなどの体の中の悪い変化に対して防御的に働く作用もあり、これをホメオスタシスといいます。免疫力が弱いと、あっけなく死に至る病になることもあります。
免疫力低下の生活とは
生活のリズムを崩す夜更かしや、好きなものを食べたいだけ食べ、飲みたいだけ飲む暴飲暴食、家族をも副流煙の被害に巻き込む喫煙、仕事や家庭生活で溜めこむストレスなど、不安定な状態が長く続くと、免疫のシステムは正常に機能しなくなってしまいます。
免疫力アップのための4つの方法
1)免疫細胞を活性酸素の毒性から守る(抗酸化作用)
2)免疫細胞を活性化する
3)腸管免疫力をアップする
4)免疫細胞(白血球)を増やす
1)免疫細胞を過剰な活性酸素の毒性から守る(抗酸化作用)
免疫細胞とは白血球のことです。活性酸素は少量なら体を守るプラスの働きがありますが、過剰に発生すると自分自身の細胞を傷つけてしまいます。抗酸化作用のある食品やサプリメントの利用が活性酸素から細胞を守ってくれます。無防備でいれば、紫外線、空気汚染、水道水汚染、タバコ、食品添加物、農薬などにより過剰な活性酸素があなたの体でいつも発生しています。
サプリメントの成分として、ポリフェノール(イソフラボン、カテキン、レスベラトール)、カロチノイド、フラボノイド、システインスルホキシド類(タマネギやニンニク)、ビタミン類などが代表です。プロポリスは自然の抗生物質と言われ、20種類以上ものフラボノイドが主要な成分です。⇒ 詳細はこのページで
2)免疫細胞を活性化する
海藻類に含まれるフコイダン、キノコ類に含まれるβ-グルカン、ニンジンに含まれるβ-カロテンなどが免疫細胞の活性化の働きがあります。かなり効果的と言われているのが、白菜に含まれるグルコブラシシンです。⇒詳細はこのページで
3)腸管免疫力をアップする
腸内細菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やして、腸内環境を整えることで腸管免疫力がアップします。 体全体の60%免疫細胞が腸管にいるので、免疫力アップのために善玉菌を増やすことが必須です。それには乳酸菌を摂取する方法と乳酸菌を増やすエサとなる オリゴ糖を摂取する方法の2つがあります。
乳酸菌の摂取は、自分固有の乳酸菌ではないため、毎日摂取して補う必要があります。オリゴ糖は数種類がブレンドされた純度の高いものが、自身の多様な乳酸菌のエサになってくれます。 ⇒ 詳細はこのページで
4)免疫細胞(白血球)を増やす
イソチオシアネートという白菜、キャベツ、チンゲン菜、ブロッコリー、カリフラワーなどアブラナ科野菜に含まれる物質が乳がんによる死亡リスクや再発リスクを下げることが明らかになっています。
イソチオシアネートはニンニクやワサビ、大根などをすり下ろして細胞を破壊するとイソチオシアネートが生じます。
またオイゲノールというバナナの香気成分は、癌細胞を殺す免疫細胞を増やす働きがあります。熟したバナナの方がオイゲノールをたくさん含んでいるのでなるべく熟したものを食べましょう。