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タバコの悪影響


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煙草が健康被害をもたらす嗜好品だということは誰もが知っています。しかし、免疫に少なからぬ影響を与え、IgE値を上昇させていることは殆ど知られていません。ここでは煙草と免疫との関係から考えてみたいと思います。

煙草を吸うことを喫煙といいますが、喫煙には受動的喫煙と能動的喫煙の2つがあります。受動的喫煙は自分は煙草を吸わないのに家族の一人が吸うために、その煙を吸ってしまうことです。今では受動的喫煙の健康被害のほうが吸っている本人の健康被害よりも大きいとも言われており、大きな問題です。

タバコ副流煙s煙草の中のどの成分が問題なのかというと、大気汚染でよく問題にされるNOx、ニコチン、タール、一酸化炭素など複数の有害物質が問題です。有害物質をワザワザ口から体に入れているのですから、病気になっても仕方ない危険行為なのです。

 

しかも煙草を吸っていない人までもが副流煙の中の有害物質を沢山吸い込むのですから、子供や配偶者を病気にしている犯罪行為と言えるほどです。真剣に事態を捉えないと大事な家族をムザムザと病気に追いやってしまうのです。

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若い女性の喫煙がわが子をアトピーに追いやる

207364近年若い女性の喫煙率が上がっており、タバコに含まれる有害物質が、胎児の段階や新生児乳児の免疫にも悪い影響を及ぼして、アトピー患者が増加しています。わが子がアトピーあるいはアレルギーであることと自分の喫煙の影響を結びつけて考えられないとしたら、子ども達が余りにかわいそうです。

能動的喫煙では金属アレルギーを悪化させます。タバコを室内で吸うと室内環境を汚染するので、アトピーの原因であるヒョウダニといったアレルゲンを増加させるおそれがあります。

アトピー治療の第一歩

アトピー患者の家からタバコをの煙をなくすことが、アトピー治療の第一歩です。Th細胞には元来Th0という細胞が存在していて、Th1、Th2のどちらにも分化できる未分化な状態の細胞です。とてもデリケートな細胞で絶えず細胞分裂を繰り返しているので、化学物質の影響をモロに受けやすいのです。

Th0のようなデリケートな細胞にタバコの煙や大気汚染、ラーメンの食品添加物など様ざまな化学物質が、大量に襲い掛かったら悪い影響をモロに受けてしまいます。その結果免疫細部が暴走を始めたのがアレルギーであり、アトピーなのです。

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