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抗生物質の乱用はアレルギー発症に影響


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インフルエンザではないのに、風邪をひいたぐらいで抗生物質を処方して貰っていないだろうか。お願いしなくても主治医がすすんで処方してくれるのが日本の医療の特徴。日本人はそれが普通だと思うかもしれないが、ドイツでは風邪ぐらいでは抗生物質を処方しない。

簡単に抗生物質を服用するのはとても危険だと理解していないから簡単に服用してしまう。
2015年4月15日世界保健機構は抗生物質が効かない薬剤耐性菌が世界各地で広がっているとの報告書を発表した。抗生物質が効かないということは、結核や肺炎で多数の死者が出るようになり、敗血症になると死んでしまう。性病は不治の病に逆戻り。未来に起こることではなく現実に世界のあちこちで起こっていること。

何が原因なのか。そう、抗生物質の乱用がその抗生物質が効かない耐性菌を生み出している。たとえば貴女のお子さんが体が弱くて抗生物質をよく処方してもらっていたとしたら、いつかその抗生物質が効かない強い病原菌が体内に増殖する可能性がある。そうすれば命の危険に直面する、最悪の場合死にいたることになる。

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風邪で抗生物質を服用するのは危険すぎる

抗生物質アメリカがペニシリンという抗生物質の大量生産が可能になることで負傷兵の命を感染症から救った。結核は昔不治の病だったがペニシリンは効かなかったが、そのうちストレプトマイシンが発見され結核は死の病ではなくなった。

このように死に至るかどうかという病気に対して「抗生物質」が処方されるのであって、風邪ぐらいで抗生物質を飲んでいたら、いつか本当に大変な病気になったときに「抗生物質」が効かない体になっているかもしれない。

抗生物質は体内で何を引き起こしているか

風邪患者も医者も抗生物質をあたかも予防薬のように扱っている。腸管免疫に関係することに触れると、抗生物質を服用することで腸内細菌は殆ど死滅してしまう。特に小児期は人間が生まれながらに持っている自然免疫(NK細胞)の発達を妨げてアレルギーを司る免疫細胞の暴走につながってしまう。

更に抗生物質は養豚、養鶏、魚の養殖など、食物となる動物やら魚に、大量に使われている。食物は世界中をめぐりまわっているので、どこの国の何がどのように加工されて私たちの口に入るかは、もうほとんどわからない。製品の袋の裏を見て○○産と書いてあるもの以外に問題となりえるものは数多いし、表記義務が無いとなればさっぱりわからないものを食べていることになる。だから地産地消がより安全だといえる。少なくとも素性がわかるモノを食べるようにしたいものだ。

 

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