共感できれば良い人間関係ができる
共感は相手の言う事を聞いて理解することから生まれます
共感はコミュニケーションの中で生まれてきます。共感と言う言葉は良く聞くし、使う言葉です。共感マーケティングと言う言葉もありますね。
共感する相手は目の前にその人がいる場合もあるし、一冊の書物として読んでいる場合もあるでしょう。いずれも相手と対話をするということでは同じです。
共感と相互信頼という事はとても近い関係です。相互信頼は思いやりが無いと生まれないものです。思いやりとは相手の喜びや悲しみや苦しみを、自分の喜び、悲しみ、苦しみと感じる心のことですが、この思いやりが日常どれほど示せているか、個人的には自信がありません。
しかし、相手を思いやることがなければ信頼は生まれ無いことを考えると、自分は相手のために言っているのだと勘違いしていれば、大き信頼は築かれないでしょう。
相手の喜び、悲しみや苦しみは、親身になって話を聞かないとわかりません。
くどいようですが、共感は相手の話を親身になって聞くことからしか生まれないと思います。人間は簡単には理解できません。だから、相手の話を少し聞いて是非を判断するのはやめたほうが良いのです。
まず、相手の言う事の是非・善悪を判断せずに、まずは全てを受け入れるという事が必要です。ちょっと注意して欲しいのは、全てを受け入れるというのは間違いまでも認めるということではないんです。
相手を間違って判断しないために、相手の話の途中で是非を伝えずまずは全てを飲み込んでみようという意味で、それから咀嚼して是非を判断します。
これって、私のようにせっかちな喋りたがりな人間には、どちらかというと苦手なことです。聞き上手な人とはこれができる人のことです。
まず相手の言うことを、一旦は全て聞いてみる。つまり受け入れる。それが相手を理解するための必要条件です。なかなか難しいことですが、批判せずに相手の心の事実をそのまま、認めてあげることですね。
だから、すぐに相手に反論したくなる癖のある人は注意しましょう。反論したい気持ちをぐっとこらえて、相手のいう事をそっくりそのまま受け取ってみましょう。それができればあなたは共感できる人になれます。
私が難しいと感じる相手は家族です。特に子供には説教をしてしまいがち。そんなとき自分の価値観で「決め付け」を行っていることに時々気づくことがあります。
最近、共感、共感って良く言われてますけど、共感はまずは相手の身になって考えないと生まれません。家族だからといって、相手の身になろうと努力することが不足すると、生の思いをぶつけてしまってかえって共感は生まれにくいのです。
さて、ここで自分の物差しだけを使って、共感できるとかできないとか言ってないか胸に手を当てて考える事から始めましょう。
そんな物差しを最初から当てるなら、あなたの価値観や価値基準を披露しているだけの話で、相手の本当の姿は分からないままではないでしょうか。
共感できる人かどうか自己チェックしてみて下さい
①あなたは相手の話の腰を折らずに終わりまで聞いていますか?
②相手の話を聞きながら雑念が頭に湧いてきても、そのまま続けて聞き続けていますか?
③感心したり、興味がわいたことに、「よく頑張りましたね。たいへんじゃあなかったですか?」などと表現していますか?
④自分が知っている事でも、それを相手に気づかせないで聞いていますか?
⑤相手の話の先回りをして、知ったかぶりをしていませんか?
全てできていればあなたは聞き上手で共感できる人です。
このように聞いていれば相手はあなたと話すのを楽しみにしてくれるようになります。
相手のためを思って色々アドバイスしてあげてるのに、うるさがられる。どうしてだかわからない人は、わかってもらえない人もいるので仕方ないよね、ですませていませんか。多分あなたは自分中心に話をしているだけなんです。
本当の聞き上手になって、心を通わせあえる人を増やしていきませんか。もちろん私も聞き上手な人を目指すように心がけていきますよ。それが共感できる人になるってことだと思います。