介護予防と食事の重要性
健康生活は日頃意識してはいないが、誰もが失ってからありがたさに気付く性質のものですね
前回は適切な運動について少し例を上げました。
基本的には、私たちには日常の生活のためにわざわざ運動訓練なんてしてませんよね。
だから、活動的に生活して、肥満にならないように生活することで充分介護予防になるんですね。
でもダイエットがいつも流行しているように、なかなか理想的な食生活できないのが人間のようです。
そうはいっても、理想的でなくても知っておくことの重要性もあると思います。
価値ある情報を知ったことで、健康を損なう危機を免れたなんてこともあるので、常にインプット、アウトプットをすることが重要ですね。
ただ、情報の取捨選択が難しいので、嘘の情報に騙されないように、自分で色々と調べてみるという姿勢が必要です。
話がそれましたが、適切な運動が必要ということは前回理解してもらったと思います。
適切な食事
特に男性の場合生活習慣病予防が重要です。
女性の場合には肥満 → 膝関節疾患 → 歩行困難 → 外出しない → ベッドでの生活 → 要介護
女性の場合には比較的このパターンの方が多いので、やはり食べ過ぎないという事が重要です。
ところが高齢者になると、食べ過ぎる人がいる一方、栄養失調になる人が多くなります。
高齢者世帯では食事を作るのが面倒になって、偏ったものしか食べなくなる。
歯の機能が低下し、噛めなくなり栄養不足となるなど低栄養の方がやがては要介護状態になりやすいというデータがあります。
栄養バランスのとれた食事をするということがとても重要で、低栄養の人も過剰栄養の人にも言えることです。
高齢者に必要な一日の食事内容を簡単に記します。(東京都老人総合研究所による)
[important]「ウオイチ ニクイチ タマゴイチ ギュウニュウヒトツニ マメヒトツ ヤサイハヨサラニ ゴハンタベ オヤツハクダモノ カゾエウタ」(みかんの花咲く丘に合わせて歌うと覚えられますよ)[/important]
歌の内容は、魚1皿、肉1皿 (それぞれ50~60g)、卵S1個、牛乳1杯(200ML)豆製品1皿(80g)(タンパク質=血や筋肉を作る)/野菜は緑黄色野菜1皿(100g)、淡色野菜2皿(200g)芋1皿(100g)(体調を保つミネラルやビタミン)/ゴハン=飯、麺、パン(力や体温になる炭水化物)/食後のおやつに果物1個 200g
東京都老人総合研究所の栄養士さんが考えた「高齢者の食欲増進レシピ」は
それだけではありません。タンパク質の欠乏により、心臓病でなくなる方が増えます。
さあ、どうでしょう。高齢者ではない方でもこのバランスに近い食事内容になるはずですが、守れていない人は結構いるんじゃないでしょうかね。
そういう人が高齢者になったからといって、食事をバランスのとれたものにするとも思えません。
ということはもっと若いうちから、バランスのとれた食事習慣をつけておくことが重要ということですね。
ではこの続きは次回に。