介護予防と生活習慣病の予防とは全く別の対策が必要です
先日、介護の話を書きましたので、今回は思い浮かんだことを中心に書いてみます。このサイトは健康生活を実現するという目的のためのブログです。
前回も書いたように、健康は病気が無いということではないんですよ。
その象徴的な言葉として「一病息災」という言葉がありますし、
寝たきり老人の30%近くが特に何の病気も持たない人だという現実があります。
65歳以上の70%が何らかの病気を持っている
確かに高齢になるまでは、生活習慣病の予防はとても重要です。しかし、高齢になったら、病気を予防するだけでは、要介護(寝たきり・認知症)の問題は防ぐことはできません。病気と要介護は原因が違うからです。
30代~50代 の47%が何らかの病気を持っているというデータがあります。加えて65歳以上の70%が何らかの病気を持っています。
病気のあるなしだけで「健康」を判断するなら、高齢者の70%は不健康ということになります。何らかの病気を持っていてもこの70%の方の殆どは生活は自立しているのです。
寝たきりの27%に病気らしい病気が無い
高齢者になれば、重篤な病気はもちろん困るんですが、少しぐらいの病気はあっても、自立した生活ができることが重要です。
行政も間違えていることが時々あることですが、生活習慣病を予防すれば、寝たきり・認知症できるといういう考えは間違っています。寝たきり・認知症の原因は、生活習慣病の原因とは違うものだからです。
ところで、頭を使う人や多趣味な人は認知症にならないとか考えてる人は多いのではでしょう?残念ながら、多趣味でも大学教授であっても認知症になった何人もの方にお会いしてきました。
次回は寝たきり・認知症の原因について書くことにしましょう。親の介護だけでなく、自分自身のことでもあるので、まだ大丈夫というときにしっかり学習しておくことがきっと役立つはずです。
最後にちょっと安心してもらうためにデータを書きます。介護保険サービスを使う高齢者の割合は高齢者(65歳以上)の30%もおられないということです。
みなさん高齢期をかなり元気で自立した生活を送っています。介護保険を利用する側の30%の中に入らないためにどうしたらよいか、次に考えていきましょう。
今日はこの辺で。