簡単な自律神経調整法~簡単で本質的なプログラム
今日のところは簡単に書きます。次の機会にまとめたものを用意します。部屋は寒くも暑くもない適温にしておきます。まずあなたはすわり心地の良い椅子に座ります。
背もたれにもたれ、足の裏は床(冷たくない)にゆったりとついて、両手は肩から力を抜いて手のひらをゆっくりと太ももの上におろします。
呼吸は鼻から吸えば口から吐いても鼻から吐いても ゆっくりとした呼吸を心がければそれでよいです。腹式呼吸を数度行いおもむろに目を閉じてください。
さて、あなたの 両手になんとなく注意を向けてください。
どんな感じがしますか?
この質問に対して、たいていの方が暖かいですと答えてくれます。太腿は大きな血管に血液が流れているので、暖かくて当然なんですね。
あなたはその手のひらの暖かさにそれとなく注意を向け、その気持ちよさを味わいます。
最初はここまでです。この間5分程度。ゆっくりと目を開け両腕を上にあげ深呼吸をします。
今の段階では、腿の暖かさが手のひらに伝わっているだけですが、慣れるにしたがって
手のひらを置くと同時にあるいはイメージしただけで、手のひらが暖かくなります。
手のひらが暖かいのは手の毛細血管が開くからですね。あなたは毛細血管を開く副交感神経をより優位に働かせることができたというわけです。
心臓の拍動、呼吸、筋肉の力が抜けて重く感じるなど訓練がすすめばすすむほど、あなたはストレスフルな日々からさようならができます。心が原因で起きていた様々な病気にも好影響があることが確認されています。
絶対に守るべきこと
絶対に守ってほしいこと、逆に言えば絶対にやってはいけないこと。それは「手のひらは自然に暖かいと感じる」のであって、暖かくしてやろうなどと積極的・能動的な気持ちになると失敗しますし、場合によっては、悪い条件反射ができてしまいます。
リラックスを求めていたのに、却って緊張してしまうなど。「受け身の心で注意を向ける」という一見矛盾したことをする調整法なのです。この方法を手に入れれば、あなたは自分自身の価値をかなり高めたことになりますし、潜在能力も抵抗なく発揮できるようになります。緊張しやすい人には、さらに筋肉の緊張をとる方法から入っていきます。
今、この方法をわかりやすくまとめています。