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癌は二人に一人が真正面から向き合う時代


花


こんにちは。

今日はとても重いテーマになります。

[important]

欧米では病気で死ぬなら「癌」で死にたいと望む人が圧倒的です。

それに比べて日本では「いきいきポックリ」と云う言葉が示すように、
元気に過ごしていてある日突然ポックリ死にたい人が圧倒的に多いのです。

なぜ日本と欧米ではこのような違いがあるのでしょう?[/important]

 

「いきいきぽっくり」死ぬというのは、たいてい叶えられません。
私は「生き生きポックリ死ぬ」という考え方には賛成できません。

「いきいきぽっくり」死ぬのは残された人にとって受け入れがたい現実となることを知っているでしょうか。

「死ぬ」までに十分な準備をする時間が無いことは逝く者にも、残される者にとっても不幸です。

 

[warning]
最近やたら咳が出て仕方がなかった。
受診すると突然癌を宣告された。

肺癌だ。余命1年。
もう頭の中は真っ白。これからどうしたら良いのだろう。
何がなにやら・・・怖い![/warning]

 

誰でも突然「癌」だと宣告されたらパニックになってしまいます。
あなたは「自分の死」について考えたことがありますか?

 

 

誰にも必ず訪れる人生の最大にして最後のイベント。
忙しくて日頃向き合う機会がないというよりも
敢えて目を背けているかもしれません。

 

私は親の死、子供病気が重くなった時に死の不条理を体験しました。
けれども自分の死については真剣には考えては来ませんでした。

 

 

[important]「死」という終着駅に着くための準備はしたほうが良いのではないでしょうか?[/important]

 

 

人間にとって100%確実なこと、それは人は誰でも死ぬということです。
この世での終点・ゴールに達するのです。いわば人生の一代イベントです。

 

それにも関わらず私たちは「死」や「死の準備」について
考えたことがあったでしょうか。

 

子供もある程度成長してきて、私自身もまだまだ活力に満ちあふれている。
「死」なんてまだまだ遠いことだ。

 

確かにそうです。でもそろそろ考え始めませんか。
突然、「死」の不安や恐怖を体験しても

色々な知識や準備や心構えができていれば
随分違うと思うのです。

 

 

日本人の死亡原因のトップ3を知っていますか?

 

それは
[note] 第1位 癌(悪性新生物)

第2位 心臓疾患

第3位 脳血管障害

癌は日本人の2人に1人がかかり、3人に1人が死ぬとてもありふれた
病気だということは知っていますか。[/note]

 

年末に癌の疑いがあるので入院して検査をしました。
高血圧治療で通院している病院の、半年に一度の血液検査結果で疑いが出たためです。

 

数年間正常に落ち着いていた高感度PSAタンデムの値が
前回の2倍の値4.47ng/mlになっていたのです。

 

高感度PSAタンデムというのは前立腺癌の腫瘍マーカーです。
すぐに紹介状を書いてもらい、診察からMRI検査、入院しての生検。

 

癌細胞は見つかりませんでした。
しかし、初期のうちは癌細胞があっても見つからないこともあります。

 

今後半年に一回の血液検査を続けながら、
腫瘍マーカーの値が更に大きくなるかどうかを観察していきます。

 

今回たまたま半年に一回の血液検査をしていたので、腫瘍マーカーの値の上昇に気づきました。
いわゆる癌検診には一度も行ったことはありませんでした。

 

[note]ここで質問です。

欧米の癌検診受診率が70~80%と高いのに比べ、
日本の癌検診の受診率は20~30%程度と非常に低い値です。

こんなに大きな違いにはきっと重要な意味があるはずです。それは何でしょう。

[/note]

 

 

日本で20~30%と低い理由は私やあなたが検診を受けない理由を
考えてみればわかります。

 

 

忙しいという理由をつけて「癌」への漠然とした不安・恐怖。
検査方法に対する未知の不安から逃れる。

 

 

 

次回は今回の続きとして「癌などの生活習慣病をめぐる問題」について考えます。
よかったらまたおいで下さい。

 

 

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