ストレスの呼び込み安さを自己診断
今あなたはストレスを感じていませんか？
何だか心が晴れない、ゆううつ、押しつぶされそうな気持ちになる。
程度の違いはあっても多かれ少なかれこのような気持ちになったことは ありませんか。
現代に生きる私たちの環境は精神的ストレスが大きいと言われています。
現代人のストレスは、私たちに身体的に精神的にも大きな負担をかけ続けています。
家族、地域、友人、親戚、職場での人間関係や仕事量の多さ、仕事の意義がわからない、不景気による雇用状況の悪化、大災害。
運動不足、過剰で偏った食事による生活習慣病、深刻な環境汚染、動きの無い 事務仕事、ハードな肉体労働など数えればきりがないほどです。
そもそもストレスって悪いもの？
例えていうなら、丸いボールがあるとします。ボールがあなたの心身です。
このボールに外から力が加わります。ボールは加わった力に比例して変形しますね。
その後ボールは加わった力を除くと 元の形に戻ります。
この外からボールにかかる力をストレスというんですね。 このストレスが無くなれば、元の状態に戻るんです。
あなたの心身にかかるストレスに例えて考えてみましょう。 例えばあなたが一生懸命試験勉強をしているとします。睡眠時間を少し削り頑張る。少し大きなストレスがあなたの心身にかかってきますね。
そして試験が上手くいった。試験勉強はもう必要ないのでストレスは無くなった。しかも それだけでは無くて、あなたは色々な知識を身に着け、達成感も得ることができ成長 することができたんです。
筋肉トレーニングでもそうです。少し大きな負荷（ストレス）を掛けてトレーニングをし 休憩を取る。その休憩している間に筋肉が成長します。少し大きなストレスを掛けたからこそ 筋肉の発達が得られるわけです。
こうしてみるとストレスは人間（生物）の成長にとって、必ず必要なものということがわかります。
ストレスが問題になるとき
さきほどのボールでいうと余りに大きな力が加わるとボールは破裂して ストレスがなくなっても元の形に戻れなくなります。あなたにとってストレスが耐えられないほど大きなものであるとき、精神的なストレスであれば 精神的な障害を、身体的なものであれば身体的な障害や病気を引き起こします。
もしかすると、あなたは自分は全然ストレスなんて感じていないから大丈夫だと思っていませんか？しかしそれは間違いですよ。大きなストレスがかかっているのに気づかないことがあるから怖いんです。自覚のない方が危険です。しかもこのストレスに耐える能力=耐性には個人差があります。
自分はどれぐらいのストレス耐性があるのか、今どれぐらいストレスを受けているのか、 興味がありませんか。ストレスの自己診断という方法でおおまかにチェックしてみましょう。 結果はあなたの傾向として出てきます。
○厚生労働省 チェックリストなどのツール（セルフチェック うつ、不安障害、不眠など各種）
個々人で違うストレス耐性
ところで、人によって同じ事が大きなストレスになる人と、ならない人がいるのはなぜだと思いますか？
それはストレス耐性が人によって違うからです。
ストレス耐性の違いが出る原因は次のように色々考えられます。
①ストレスの認知に違いがある。
②コミュニケーション能力の違い
③ストレスの処理能力の違い
④体力の違い 。
次回は過剰なストレスで起こる病気、そしてストレスの発散や解消法を紹介していきます。
