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免疫力アップのための運動メニュー


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免疫力を高めるために抜群の効果があるのが運動です。筋肉を動かすことで熱を生み出し、血行がよくなります。また血行が良くなると、運動によって溜まる疲労物質を取り除くことができるし、そのことでますます代謝がよくなるのです。

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現代人は運動不足による代謝低下で低体温

001-20150928-070707現代人は圧倒的に運動不足です。デスクワークばかりでは筋肉活動が減り代謝が減るため、体が冷えてしまい体温が下がります。あなたの体温は下がっていませんか。36度5分あった体温がいつの間にか35度台になっていませんか。体温が1度下がれば免疫力は30%低下します。

意識して体を動かすようにはしたいのですが、毎晩遅い時間まで仕事をしている人が、さらに夜中にスポーツジムに行って、激しい運動をするような無理を重ねては逆効果です。余談ですが、体を酷使して鍛えるアスリートは逆に免疫力が下がって風邪やインフルエンザに罹りやすいのです。激しい運動は免疫力アップにはなりません。適度な強度の有酸素運動が免疫力アップに有効なのです。

なぜ逆効果というと、睡眠不足に加えて、交感神経が優位になりすぎて興奮した状態になってしまうからです。必要なのは激しい運動ではなくて、軽い体操や、ウオーキング、ラジオ体操のような有酸素運動です。ニコニコしてできる程度の運動が最も免疫力アップになります。仕事の合間や夜寝る前を利用して、少しでも体を動かすことを習慣づけることが大切です。運動の習慣は免疫力を高め、ストレスを跳ね返す力を養成してくれます。

どんな運動がよいか

例えば縄跳びはどうでしょう。20代の若者にとっては比較的楽にできる縄跳びでも、50代以降になれば激しい運動になります。そうすると縄跳びをするたびに免疫細胞を刺激して、逆に免疫力を低下させてしまうことになるので要注意です。若いころにスポーツをしていた人ほど、激しい運動をやりがちなので注意してください。

適度な運動を習慣化すると、年齢とともにスイッチしていく古い免疫をさらに増強する働きがあります。さらに運動そのものを楽しめて楽しい気持ちになると脳からβエンドルフィンというホルモンが出てきます。NK細胞にはβエンドルフィンの受容体があるので、結合すると細胞活性が増します。運動が楽しいと感じる時には免疫力が高くなるので、激しい運動ではなく楽しめる運動こそがポイントです。

良い姿勢を保つことも免疫力を上げる秘訣です

001-20150928-070329正しく立った姿勢は、どこにも力みがなく美しい。肩の力が抜けて背中が猫背にならず、重心が肚にある姿は安定感があります。椅子に座ると背中が丸くなる人が多い理由は骨盤が後継しているからです。まっすぐに立てた骨盤の上に上半身を載せている感覚で座れば良い姿勢が保てます。座禅にしろ站椿にしろ、正しい姿勢で行うから効果があるので、姿勢こそ肝なのです。正しい姿勢は重力に逆らって姿勢を保つことであり、生物は進化の過程で抗重力の姿勢により大きな変化を遂げてきました。

運動と自律神経の関係

プリント運動と自律神経の関係についても触れておくと、運動することは交感神経を優位にする(興奮させる)ことです。しかし、免疫力アップの運動では副交感神経を優位にさせることも必要です。具体的にはゆっくりと動作する太極拳のような運動は、自律神経のバランスのとれた理想的な運動です。あるいは気功もそういった副交感神経優位の運動だといえます。

私が実践しているスワイショウという運動も健康運動としておすすめできます。「動く瞑想法 スワイショウ」というタイトルでDVDも販売されています。筋肉は使わないと萎縮して代謝機能も低下します。抗重力の姿勢そのものが疲れやすくなり、気力も低下するのです。

子供達に猫背が多く、若者の姿勢もあまり美しくない。生き生きと活動するのが自然な子供たちがあまり外であそばなくなっているのも一つの原因でしょう。生活の中に適度な運動を組み込むことが必要です。

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